こんにちは!
ウォーキング療法士の渡邉哲です。
医療現場で起きる様々なことを一般の方々にも応用できることや、ウォーキングにも活かせるような内容をお伝えさせていただきます。
健康で長生きするためには、どうすればいいのか??
寝たきりにならず、家族にも迷惑をかけずに、
健康でいられるためにはどうしたらいいのか?
考えることもあると思います。
今回は、そこから逆説的に◯◯な状態でなければ、入院などせずに健康でいられるのでは???という視点で、お話させていただきたいと思います。

何かしらカラダの不調を訴える方で、共通していることを一言でお伝えしますと、、、、、

リハビリでは、スポーツトレーナーやマッサージ師のように患者さんの筋肉や関節を動かしていくのですが、関節がとにかく「硬い」のです。
逆にいうと、筋肉や関節がとても柔らかく、自由自在に動かせます!!という患者んには、自分の経験上では出会ったことはありません笑。
みなさんは、なにか病気かケガなどを理由に、1週間以上の入院をされたことはありますか?または、1週間近くの安静を強いられたことはありますか??
2kgのお肉を食べるというのを想像すると、とても大変だということは容易に想像が付きますね。

ここでのポイントは【下肢筋肉量は早期より加齢に伴い大きく減少する】
つまり、年をとれば下半身の筋肉がどんどん減っていくのです。
だから、筋肉を減らさないためにも、身体が動かせるうちになるべく下半身のトレーニングをして「貯筋」が必要ですよー!なんて言われているのです。
健康でいられるためには、筋肉量も非常に大事です。
ただ、現場で多くの方のリハビリを通して、多くの皆さんがつまづくのは、、、
というところが大きいです。
そして、具体的にどこの関節の可動域が狭いかというと、
「股関節」です。

この股関節が硬く、脚を後ろに動かしくいです。
筋肉も大事ですけど、
それを動かすことができる、体の土台の可動域がとても重要になります。
股関節が硬いか柔らかいかを判定するのはとても簡単です。
壁に背を向けて立ち、「踵—お尻—肩(肩甲骨)ー頭」が壁につけて立っているられるかをチェックしてみてください。

頭や肩が離れてしまう場合は、股関節は硬い!と言えるでしょう
もし、肩や頭が壁につけることができない場合でも、股関節を柔らかくするトレーニングとして、できるだ体をまっすぐに伸ばして立つようにしましょう。
頭も肩もついているけど腰が強く反ってしまうという方はあまり無理をしないようにして行ってください。

ここでは、股関節を動かして歩く2つの簡単な歩き方 をお伝えします。
2)足を前後に開き、後ろの足を伸ばしたまま体を前に移動する
歩くときにも、上体をしっかり起こすことで、歩幅が大きくなり、より足から地面にも力が入りやすくなるので、歩き方も力強くなってくると思います。
健康やカラダ作りのために、早速この骨盤を柔らかくする歩き方を意識して取り入れてみるのはいかがでしょうか。
1)美津島隆.廃用症候群の病態とリハビリテーション.国 立大学リハビリテーション療法士学術大会誌.2014; 35: 4-7.
2)日本人筋肉量の加齢による特徴 谷本芳美、渡辺美鈴、河野令他日本老年医学会雑誌 47巻 1 号( p52-57 2010年)

渡邉 哲(わたなべてつ)
一般社団法人国際統合リハビリテーション協会 理事
平成19年より7年間総合病院にて勤務。脳卒中や神経難病や整形外科などの様々な領域のリハビリに従事。平成26より一般社団法人国際統合リハビリテーション協会の理事として、教育事業に従事しつつ、カラダの使い方の専門家として、高校野球のトレーナーやデイサービスでの介護予防体操など多岐に渡って活動している。