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しおや100キロウオーク仕掛け人の尾形医師 町を元気にするウォーキングイベントを実施する目的は健康ではなかった。

· インタビュー

みなさんは、ウォーキングイベントの中でも特に際立つ大会である100kmを制限時間内で歩くという「100キロウォーク」をご存知でしょうか。各地で徐々に広がりを見せている100キロウォーク、ウオーキングライフの読者さんなら、ご参加されている方も多いかもしれませんね。

今回は、北関東3大100キロウオークの1つ、栃木県塩谷町にて開催される「しおや100キロウォーク」の仕掛け人の医師 尾形新一郎先生に栁澤がインタビューをしてきました!
医師が塩谷チャレンジとして40.8km(408=しおや)や100kmのウオーキング大会を主催したきっかけは、実は「健康増進視点ではなく、全く違った背景」があった。そんな町を愛するイベント仕掛け人、そして町をどんどん元気にしている現状のお話を2回の連載で伺ってまいりましょう。

医師 尾形新一郎

今となっては、しおや100キロウォークにむけて、ウオーキングの練習会を毎月のように共同で開催するようになった栁澤と尾形医師。出会うきっかけは「歩くを科学する」という視点だった。
■栁澤との出会いは「ウオーキングを科学」することだった

<塩谷町でウオーキング指導をする栁澤>

栁澤「先生との出会いは、今井さんという共通の知り合いがいたことですよね。僕はその頃から『塩谷町に尾形先生という方がいて、地域のためにいろんな活動をされている』と聞いていたんです。
そしたら、先生からご連絡を頂戴したのが、今の取り組みへのきっかけになったんですよね。」
 

尾形医師「そうそう、ちょうど1年くらい前でしたよね。僕からメールしたんです。
僕がウオーキングの練習会を定期的にしていたのですが、繰り返していくうちに『これは、ただ歩くだけじゃなくしたい。歩きを“科学”している人は誰か?』と調べていたときに、今井さんに伺っていた栁澤さんを思い出されて、すぐにメールをさせてもらった、ということでしたね。」

<栃木県塩谷町 尾形医院は診療から訪問看護まで幅広くケアしている>

■なぜ、100kmという長距離のウオーキングイベントなのか

栁澤「そもそも尾形先生は、なぜウオーキングに注目されたんですか?」


尾形医師「もともと僕は野球やサッカーなど、体を動かすことが好きで、ここ20年は山登りをして関東一園の山をほとんど登ったぐらいだったんです。そんなある時、塩谷町に最終処分場ができるお話がでてしまったんですよね。町民を上げて声や拳を振り上げて反対運動をしていたんですが、それだけでは私達も疲弊する。それに、子どもたちも居る事も考えていると「何か違う方法」での塩谷町の魅力アピールや反対アピールが出来ないかなって、考えたんです。
そこでね、地域の良さを知るのは「ウオーキングだ!」と思ったんですよ。」

2018年の40.8kmウオーキングの風景、塩谷町の自然を満喫できる>

 

尾形医師「つまり、歩いて候補地とか塩谷町の自然を感じながら、ウオーキングでゆっくり回ることで、県外や町外の方に塩谷町を知っていただくことが、結果的に反対運動につながるのではないか?という想いなんです。

そこで2015年8月にウオーキングイベントを始めたのがきっかけですが、実はウオーキングイベントでは反対運動については何もうたっていません。ただ現状の自然の良さを見てもらおうと、取り組んでいます。」

<自然豊かで山々も美しい塩谷町>定期的にイベントを開催することで四季折々の自然を楽しめる

栁澤「最初、100キロウォークを開催するのには手探りだったかと思うのですが、いかがでしたか?」
尾形医師「実は山登りの仲間であり、僕が山登りの目標にしていた中村さんという方がいまして、彼は筑波で100キロウオークを始められた方なんです。
その彼が、塩谷町での開催を支援してくださって、40.8km大会をするなどしてから、2017年4月から100キロウオークを始めたんです。」

201840.8kmの様子> 約1000名が参加する人気イベントになった

栁澤「運営 のノウハウのある支援者がいるのは、助かりますよね。」
尾形医師「そうなんです。その方から、開催前からずっと『塩谷町にはポテンシャルがある』と言われたのですが、実際に開催してみて感じていますね。
他大会だと運営ボランティアさんを集めることが本当に苦労するそうなんですが、塩谷町は町中の人が支えてくれるんで、本当に助かっています。」

2018年の100km 町民による沿道の応援も多い。ボランティアの支援は、総勢200名にものぼる。
栁澤「そういえば昨年の40.8kmなんて台風一過の後でしたね。」
尾形「そうそう!尚仁沢という川に仮設の橋を渡して、歩くルートにしていたんだけど、濁流で橋が流されちゃってね。それでもみんなで寝ずに準備して橋を通して大会を運営しました。実は、そういうのも地域が一丸となって面白いんだよね。
参加して歩く人は24時間だけど、スタッフは48時間体制とかなんです。でも、その分の達成感がすごいですね。本当に『やっていて、よかった!!』と思うんですよ。」

<夏の48.0km大会は、尚仁沢の仮設の橋を歩いて渡れる>

いかがでしたでしょうか。1つの町を100kmあるいてまわるということは、本当に幅広い距離とエリアを網羅しているイベントですよね。町民の理解やイベントボランティアの活躍が本当に大事だと思います。
次回は、尾形医師がいかに町を巻き込んだのか、を伺っていきたいと思います。もともと100キロウォークを実施していた運営者の方々からみて「塩谷町のポテンシャル」といわれた町民の魅力について知ってみましょう。地域活性型イベントの参考にもなるとおもいます。

栁澤やウオーキング療法士の技術指導についてのお問い合わせはこちら

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